山で生きる -三島町間方の暮らし-

〈開催を終了いたしました〉 

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はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト参加作家の写真家・赤阪友昭は、2014年から三島町間方地区を度々訪れ、撮影を重ねてきました。間方地区の自然、人々の暮らしを追いかけた2年間の撮影では、山で生きる人々の姿が浮かび上がってきました。今回、その成果をご紹介するため、間方の風土を中心にそこに暮らす家族ポートレイトと集落をドキュメントした写真展を開催します。

ある一面からは中山間地の限界集落として見られる間方地区。しかしそこで赤阪友昭が発見したのは、自然との真っ当な関係性を保ち、山への畏怖と恵みへの感謝を抱きながら生きる人々の豊かな精神性でした。それは、かつて福島県内各地、日本各地にみられた変わらないものの一つです。

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故で露呈した現代文明の限界。そこから次のステージに移るための未来の希望の一つが、間方にあるのかもしれません。赤阪友昭の視線をたどりながら、みなさんと間方に学びたいと思います。ぜひお出かけください。

会   場:三島町交流センター山びこ

(福島県大沼郡三島町大字名入り字諏訪ノ上418)

開催期日:2016年2月11日(木)―21日(日)

開館時間:9:00~17:00(最終日16:00)

休 館 日:2月15日(月)

入 場 料:入場無料

主    催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会

後    援:三島町

撮  影:赤阪友昭(あかさか ともあき)

1963年、大阪市生まれ。写真家。1996年、モンゴルでの遊牧生活及びアラスカ先住民の村での暮らしから撮影をはじめる。雑誌等に写真と文を掲載し、公共プラネタリウムの番組制作や国立民族学博物館での写真展など精力的に活動を続ける。日本各地の山や森に残された原初の信仰、縄文文化や祭祀を撮影・取材。また、2013年9月より福島を写真で記録するためのプロジェクト「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト‐写真美術館プロジェクト)に参加し、人間と自然との距離についての思索と表現を続けている。2009年から写真ギャラリーphoto gallery Sai(大阪)を主宰。近著に『The Myth-神話の風景から-』がある。

http://www.akasakatomoaki.net

◆移動式写真館◆ 開催

日  時:2月13日(土)&14日(日) 20日(土)&21日(日)(10:00~12:00 15:00~17:00、21日午後は14:00~16:00)

山びこのギャラリー内に4日間限りの移動式赤阪写真館をオープンします。ご希望のご家族を赤阪友昭が撮影。その場でプリントしてお渡しします。