かしゃ猫伝説 間方村に伝わる大昔かしゃ猫の伝説 一、二三四メートルの高い山、志津倉に化裟(かしゃ)が住み、雨を百日振らせ …
瓜姫 あるところにじー様とばー様がいだど。子どもが出来なくて寂しく暮らしていだど。じー様は山さ木切り、ばー様は川さいっつ …
笛吹き兄弟 むかし昔なぁ、笛を吹くのがとっても上手な兄弟がいたそうだ。兄弟は病気で死んだそうだ。両親は悲しくて毎晩泣いて …
下駄のばけもの 昔むが~し、あるところにじい様とばあ様おらったどぉ。二人は、めんこぉい孫娘育てらったどぉ。したがなぁ、困 …
ぜに長者 三島町西隆寺のうら山のふもとに樹齢五百年もする高野槙が一本ある。下枝はこんもり繁って、ふくろうとむささびの丁度 …
おすずの壇 むかしのこと、高倉の宮以仁王を奉じ源三位頼政は宇治の川原で兵を挙げて平家にかみついた。ひとたまりもなく負けて …
猫のミイラ 今から三百三十年前のことでした。四国から来た旅僧が西方の破れ寺に住み着いた。 本堂の破れ屋根から月の光も雨 …
みそう台 滝谷小字に自滝原ちゅう処あんだ。今、そこは水田が三町歩ばかりで廻りに畑地があって、大昔の人が住んでただべぇ。そ …
盗まれた観音様 この浅岐にはなぁ、ずいぶん昔から村の下手の神社に、なんと七体の観音様がおられたぞぉ。霊験あ …
猿婿入 昔むかし、あったど。八人娘持った爺さまだったが、誰も手伝ってくんにぇがら、毎日毎日、ひとんじぇ田作りしったど。 …