いぬむかし 遠い遠いむがしのこどだなぁ。 じいさんとばあさんと利口な犬がいだっけど。いっつもどごさ行ぐにも、利口な犬は、 …
番者坂の名判官 この話は、故 山内為之輔氏の記述書によるものです。 西方部落の北端、柿平の先に狭い谷にかけられた橋がある …
五月の節句の話 むかしなぁ 山奥に、たんだ一軒家あってな、とっつぁま居だだ。 「この山奥では不自由だぁ。かが(嫁)欲し …
猿むこ入り むかし あったど~ こんな山ん中さ三人の娘もったじいさんいだど 千刈り田つぅ でっか~い田もってらってなぁ、 …
ほめことば 今日は目出度い祝いの日 めでたづくしでほめましょう まずはきたの家 旦那のそのたいは お客様に御馳走たくさん …
布地蔵 むがし あったどぉ じい様どばあ様が やったどぉ いっつも いっつも じい様は山さ木切りさ行ぐだどぉ ばあ様は …
床の間のほめことば とうざい とうざいと 鳴り物をとめおきまして そそうなる奴がまかり出で ほめるなどとは しゃれたこと …
弥三郎かが むかしなぁ、おっかねぇ鬼ばんばが居ただぁ。弥三郎かがって言うだどぉ。 おれらこめらんどぎは、なんでかんで「め …
手まり唄 おぼこ おぼこは よいおぼこ となりのおぼこも よいおぼこ もめんがっぱで 茶のこそで 野にも山にも ねてみた …
雪姫 ざっと昔が あったどぉ あるどごに じい様どばあ様どやったどぉ。子ども持ってながったがらなぁ。 「じい様よ こめら …