銀山街道ロングトレイル「美女峠」(町民記者通信)

銀山街道ロングトレイル「美女峠」

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 11月5日に、会津若松から始まった銀山街道ロングトレイルが、6日には、そのルートの一部である間方から中向までの美女峠のトレッキングが行われました。
只見川沿いの道路や鉄道が整備される前は、美女峠を含む銀山街道が主要道路でした。県では、この銀山街道を「歩く県道」として、数年前からボランティア道普請により整備して地域の活性化に繋げようとしています。
地区の活性化事業の「美女帰の里まがた」では、ボランティア道普請に参加したり、高姫伝説の紙芝居をつくり上演したり、峠道の散策の案内をする等、歴史と伝説のある美女峠を活かした村おこしに取り組んでいます。
当日は、天候に恵まれ、紅葉が真っ盛りの街道を参加者15名が、お話ししながらゆっくりと歩きました。ある参加者は、赤ちゃんの頃、宮下で汽車を降り、母に背負われて、野尻まで行ったことを、亡き母から聞かされていたと言っていました。 夜は、しらかば荘において、参加者に「高姫伝説」の紙芝居を上演しました。
間方側の峠道は、緩やかな勾配で、道幅が広いことから、老若男女を問わず、おしゃべりしながら、並んで歩けることが魅力です。是非、お出で下さい。

文・写真 菅家壽一さん(間方)