伝統行事「虫送り」 西方・名入・大石田地区(町民記者通信)

伝統行事「虫送り」 西方・名入・大石田地区

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 中学生を中心とする西方地区恒例の虫送りは、6月10日の午後7時から行われました。当日は午前中から保護者や地区委員の協力を得ながら作業を開始しました。提灯をつるしたり、竹筒を使って炎を照らしたりするための竹のグループと荷車の周囲をさまざまな木の葉で覆うための小枝取りのグループに分かれて作業に取り組みました。
人数の少ない西方地区の中学生は、1ヶ月以上も前からふるさとセンターで一つひとつ丁寧にイラストや文字を書いた提灯を100 個以上作り上げました。そんな思いが天に届いたのか午後からの風交じりの大雨も夕方にはおさまり心地よい虫送りとなりました。
沿道にはたくさんの住民が子どもたちの元気な虫送りのかけ声に励ましの拍手を送っていました。少子化の進む中、地区住民の協力を得ながら貴重となった村の伝統行事を守って欲しいものと切に思う夜となりました。

文・写真 本名与四郎さん(西方)

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 名入地区の虫送りは地区の子どもたちが中心となって、6月17日に行われました。保護者や地区の方、他地区の子どもたちの協力を得ながら山車やかご、旗などを持ち、地区内を練り歩きました。

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7月8日、今年度の大石田虫送りが行われました。この準備のため大石田地区の各団体と町の協力があり今年の虫送りの開催ができました。婦人会は飾りの紙花、ボランティアグループは提灯、壮年倶楽部はだしの車の飾りつけと虫かごの作成です。
大石田地区も子供が少なく町全体の子供、親の協力がないと実施できない状況です。
今後の実施の目標としてはかけ声、太鼓などに地区の特徴がありましたが年々薄れていますのでどのように引き継ぐことが課題だと思います。

文・写真 中兵一郎さん(大石田)