カシャギ山のナデ(雪崩)で春が来る(町民記者通信)

カシャギ山のナデ(雪崩)で春が来る

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 3月上旬の早朝、突然のテレビ電話があり、受話器を取ると西方老人クラブ会長の佐藤幸志さんでした。今が見頃の「カシャギ山のナデ(雪崩)で絵模様になっているぞ。」という電話でした。早速、幸志さんの指さす方向を見ると今まで気づかなかった「カシャギ山のナデ(雪崩)」が現れていました。
 西方地区では昔から「カシャギ山のナデがこげっと春だ。あどは雪もたいしたこどはねえ。」と言われてきたそうです。
 実際、カシャギ山のナデの様子を見ると、キツネが前にいて、その横には熊の絵模様が浮かび上がっているように見えました。先人の人たちは、身近にある山の雪崩から春の息吹を感じ取っていたことに驚くばかりです。
 自然の織りなす風景から、春がそこまで来ているようです。

文・写真 本名 与四郎さん(西方)