小正月の「田植え」「だんごさし」(町民記者通信)
小正月の「田植え」「だんごさし」
1月15日の朝、小正月の行事「田植え」と「団子さし」を行いました。
「田植え」は、昨年に取れたお米の「籾殻」を敷いて田んぼに見立て、同じく昨年に取れたお米の親の「藁」と、お正月飾りの「北五葉松」で行います。昨年の夏は猛暑が続き、小さい沢は水が枯れ、それを利用している田んぼはカラカラに乾き、水を車で何度も運びました。
稲刈りの頃は雨の日が多く田んぼが乾かず、稲束を洗いながらの稲掛けとなりました。それでも、次から次と沢山の方々にお田たすけ助いただきながら、米の出来具合はまずまずになるとともに、ほんの一部でありますが、里山の景観を維持することができました。
日の出に向かい、今年は、お天道様の恵みを程よく受け、美味しいお米が豊かに稔り、一年間元気で田んぼに行けますようにお願いするとともに、町中の多くの田んぼがつくられた美しい三島町の景観を思い浮かべながらお祈りしました。
また、若者の間から、お米の親である「藁」を活用する動きもあり、藁文化の継承活動を一緒にできることが楽しみです。
文・写真 菅家壽一さん(間方)