春よ来い、早く来いと団子まき(町民記者通信)

春よ来い、早く来いと団子まき

町民西方だんご 町民西方だんご2

3月21日の春分の日の午前11時より西隆寺本堂において、春恒例の「団子まき」が行われました。団子まきが始まる前に遠藤弘佳住職が団子まきの由来に関わる涅槃会の説話について分かりやすく説明をしました。その後、参加者全員による「般若心経」を心を一つにして唱えました。
本堂には、地元の子どもたちやお年寄りだけでなく、近郷近在の多くの方々が約200名近く参集し、熱気に溢れました。団子まきは、遠藤住職や護持会の役員が信徒や住民に5色の団子のほかに鈴のお守りをまいて、無病息災、交通安全など祈願しました。
団子まきに先立ち、2月11日に遠藤住職、護持会役員や地元の小学生たちが団子まき用のお米などの協力のために西方地区全域を晴天の中、托鉢をして回りました。また、3月19日には、地区の婦人会を中心にお寺の庫裏に集まり、托鉢で集めたお米を手際よく5色の色粉と練り合わせながら、たくさんの団子を丸めたと言うことでした。地域に残る稀少な行事の一つであり、守り続けていってほしいと願うばかりです。